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国際銀行口座番号「IBAN」とは?日本在住者の対応方法・対応業者まとめ

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この記事では国際銀行口座番号「IBAN」について解説していきます。

目次

IBANとは?

IBANは International Bank Account Number の略で、日本語では「国際銀行口座番号」と訳されます。海外の銀行に送金する際に、受取人の口座を正確に特定するために使われる、国際的に標準化された口座番号の形式です。

IBANがなぜ必要なのか?

IBANが導入される前は、国ごとに口座番号の桁数や形式がバラバラでした。そのため、海外送金の際に口座番号の入力ミスが頻発し、送金の遅延や、手数料が余計にかかる、最悪の場合は送金が届かないといった問題が多く発生していました。

IBANは、この問題を解決するために作られました。

  • 正確性の向上:国コードやチェック機能(チェックデジット)が含まれているため、入力ミスを事前に検知しやすくなっています。
  • 迅速な処理:形式が標準化されているため、銀行システムでの自動処理がスムーズになり、送金スピードが向上します。

IBANの構成

IBANは最大34桁の英数字で構成されており、以下のような構造になっています。

[国コード (2桁)] + [チェックデジット (2桁)] + [各国内の銀行・口座情報 (最大30桁)]


例:ドイツのIBAN
DE89 3704 0044 0532 0130 00

  • DE:国コード(ドイツ)
  • 89:チェックデジット(番号全体の正しさを検証するための数字)
  • 3704 0044 0532 0130 00:ドイツ国内の銀行コード(Bankleitzahl)と口座番号を組み合わせたもの

IBANとSWIFT/BICコードの違い

海外送金では、IBANと一緒によく「SWIFTコード(またはBICコード)」も求められます。この2つは役割が異なります。

  • IBAN:**「個人の特定の口座」**を識別する番号です。(例:A銀行B支店の、山田太郎さんの口座)
  • SWIFT/BICコード:**「銀行そのもの」**を識別するコードです。(例:A銀行B支店)

例えるなら…

  • SWIFT/BICコード = 建物の住所(例:〇〇ビル)
  • IBAN = その建物の中の部屋番号まで含んだ完全な宛先(例:〇〇ビル 501号室)

海外送金(特にヨーロッパ向け)では、この両方が必要になることがほとんどです。

自分のIBANを確認する方法は?

もしあなたが海外(特にヨーロッパ)の銀行口座をお持ちの場合、IBANは以下の方法で確認できます。

  • 銀行の取引明細書(Bank Statement)
  • インターネットバンキングの口座情報ページ
  • 銀行の窓口やカスタマーサービスに問い合わせる

注意: 自分でIBANを作成することはできません。必ず銀行が発行した正式な番号を確認してください。

【重要】日本の銀行とIBANについて

日本の銀行はIBANを採用していません。

そのため、海外から日本の銀行口座へ送金してもらう場合には、IBANの代わりに以下の情報を送金元に伝える必要があります。

  1. 銀行名 (Bank Name)
  2. SWIFT/BICコード (SWIFT/BIC Code)
  3. 支店名・支店住所 (Branch Name / Address)
  4. 口座番号 (Account Number)
  5. 受取人名 (Beneficiary Name)
  6. 受取人住所 (Beneficiary Address)

海外の送金手続きフォームに「IBAN」の入力欄があっても、日本の口座へ送金する場合は空欄にするか、口座番号を入力するよう指示されることが多いです。

まとめ

  • IBANは、海外送金を正確・迅速に行うための国際標準の口座番号
  • 主にヨーロッパや中東の国々で利用されている。
  • 日本の銀行はIBANを使用していないため、海外から送金を受け取る際は、代わりにSWIFTコードや口座番号などを伝える必要がある。

ご不明な点があれば、お気軽に追加でご質問ください。

日本在住者がIBAN対応口座を作るには?

日本在住の方がIBANに対応した口座を作るには、日本の銀行ではなく、海外の金融サービスを利用する必要があります。日本の銀行はIBANシステムを採用していないため、残念ながら国内の銀行でIBAN付きの口座を開設することはできません。

しかし、ご安心ください。日本にいながらIBAN付きの口座情報(受取口座)を持つことができる、非常に便利なサービスがいくつかあります。主な方法は以下の通りです。

最も現実的で簡単な方法:国際送金サービス(マルチカレンシー口座)を利用する

オンラインで完結する国際送金サービスやフィンテック企業が提供する「マルチカレンシー口座」を利用するのが、最も手軽で一般的な方法です。これらのサービスに登録すると、複数の国の「仮想的な銀行口座情報」を取得できます。

例えば、ユーロ(EUR)を受け取るための口座情報を有効にすると、ベルギー(BE)やドイツ(DE)などで始まるIBANが発行されます。

おすすめのサービス

  1. Wise(ワイズ)
    • 概要: おそらく最も有名で利用者が多いサービスです。個人利用でもビジネス利用でも非常に使いやすいです。
    • 仕組み: アカウントを開設し、本人確認を済ませると、ユーロ、米ドル、英ポンドなど約10種類の通貨の「受取口座情報」を無料で取得できます。ユーロの口座情報には、ベルギー(BE)のIBANが含まれています。
    • 使い方:
      1. Wiseでアカウントを開設します。
      2. ユーロ(EUR)の口座情報を有効にします。
      3. 表示されたIBANとSWIFT/BICコードを送金元(取引先など)に伝えます。
      4. 相手がそのIBANにユーロを送金すると、あなたのWiseアカウントに着金します。
      5. 受け取ったユーロは、アカウント内で円に両替し、日本の銀行口座に送金できます。
    • メリット: 手数料が安く透明性が高い。多くの通貨に対応。
    • 公式サイト: https://wise.com/jp/
  2. Revolut(レボリュート)
    • 概要: ヨーロッパ発のデジタル銀行(ネオバンク)で、日本でもサービスを展開しています。アプリベースで多機能なのが特徴です。
    • 仕組み: Revolutのアカウントを開設すると、リトアニア(LT)のIBANが付与されたユーロ口座が標準で利用できます。
    • 使い方:
      1. Revolutアプリをダウンロードし、アカウントを開設します。
      2. 本人確認後、口座詳細ページで自分のIBANを確認できます。
      3. そのIBANを使い、海外から送金を受け取ります。
      4. 受け取った資金はRevolutアカウント内で管理・両替し、日本の銀行に出金できます。
    • メリット: アプリの機能が豊富(外貨両替、デビットカード、株式投資など)。
    • 公式サイト: https://www.revolut.com/ja-JP/
  3. Payoneer(ペイオニア)
    • 概要: 主にフリーランサーや越境ECセラーなど、ビジネス目的での海外からの代金受取に特化したサービスです。
    • 仕組み: 登録すると、主要国の「受取口座(Receiving Account)」が提供されます。ユーロ建ての口座には、ドイツ(DE)やアイルランド(IE)などのIBANが含まれます。
    • メリット: Amazonなどのマーケットプレイスとの連携が強い。ビジネス利用に最適化されている。
    • 公式サイト: https://www.payoneer.com/ja/

その他の方法(難易度が高い)

海外の銀行で直接口座を開設する

もしその国に頻繁に渡航したり、居住経験があったりする場合は、現地の銀行で直接口座を開設するという選択肢もあります。

  • メリット: 現地の銀行が提供する全てのサービス(ローン、クレジットカードなど)を利用できる可能性がある。
  • デメリット:
    • 非居住者の口座開設は非常に難しいことが多いです。多くの銀行では、現地の住所や納税者番号、滞在許可証などを求められます。
    • 口座開設のために現地に渡航する必要があります。
    • 口座維持手数料が高額な場合があります。
    • 言語の壁があります。

この方法は、ほとんどの日本在住者にとっては非現実的です。

まとめと注意点

サービス名主な用途発行されるIBANの国特徴
Wise個人、フリーランス、中小企業ベルギー (BE)手数料が安く、シンプルで使いやすい。最もおすすめ。
Revolut個人(特に旅行や多機能性を求める方)リトアニア (LT)アプリが多機能。無料プランでもIBAN取得可能。
Payoneerフリーランス、越境ECなどビジネスドイツ (DE) などBtoBの代金受取に強い。プラットフォーム連携が豊富。

結論として、日本在住者がIBAN対応口座を持つには、WiseかRevolutのアカウントを開設するのが最も簡単で確実な方法です。

【重要】利用する上での注意点

  • 本人確認: どのサービスも、マネーロンダリング防止のため、マイナンバーカードやパスポート、運転免許証などによる厳格な本人確認(KYC)が必要です。
  • 手数料: 口座の開設は無料でも、通貨の両替や日本国内の銀行への送金(出金)には手数料がかかります。各サービスの手数料体系をよく確認してください。
  • 税金: これらのサービスで受け取った収入は、日本の居住者であれば日本の税法に基づき課税対象となります。確定申告などを忘れずに行うようにしてください。不明な点は税理士などの専門家にご相談ください。

IBANに対応しているFX業者

はい、承知いたしました。IBAN(International Bank Account Number)に対応しているFX業者について解説します。

IBANは主にヨーロッパ圏で利用される銀行口座の国際標準形式です。そのため、IBANでの入出金に対応しているのは、ヨーロッパに拠点を持つ、またはヨーロッパの金融機関と提携している海外FX業者が中心となります。

日本の国内FX業者は、日本の銀行システム(全銀システム)を利用しているため、基本的にIBANには対応していません。

以下に、IBANでの入出金に対応している可能性が高い代表的なFX業者を挙げます。

IBANに対応している代表的な海外FX業者

これらの業者はヨーロッパでの規制ライセンスを保有しており、ユーロ(EUR)建ての銀行口座への送金手段としてIBANを利用することが一般的です。

  1. IG証券 (IG Group)
    • イギリスに本社を置く世界最大級のCFDブローカーです。ヨーロッパの顧客向けにIBANを利用した銀行送金(特にSEPA送金)に対応しています。日本法人のIG証券ではなく、海外法人との契約の場合に該当します。
  2. Saxo Bank (サクソバンク)
    • デンマークに本社を置くオンライン投資銀行です。ヨーロッパでの事業規模が非常に大きく、当然IBANでの入出金に対応しています。こちらも日本法人のサクソバンク証券とはサービスが異なる場合があります。
  3. Swissquote (スイスクォート)
    • スイスを拠点とする大手オンライン銀行・証券会社です。スイスの銀行であるため、IBANでの資金管理が基本となります。信頼性が非常に高いですが、その分、最低入金額などが高めに設定されていることがあります。
  4. XTB
    • ポーランド発祥で、ヨーロッパ全域で人気のある大手ブローカーです。ヨーロッパの複数の国でライセンスを取得しており、IBANを利用したSEPA送金に対応しています。
  5. eToro
    • キプロスやイギリスに拠点を持ち、ヨーロッパで広く利用されているソーシャル取引プラットフォームです。銀行送金による入金方法としてIBANを提供しています。

ご利用にあたっての重要な注意点

IBAN対応の業者を選ぶ際には、以下の点を確認することが非常に重要です。

  1. 利用する法人の拠点を確認する
    • 同じブランド名のFX業者でも、日本在住者向けには日本の金融庁に登録された「日本法人」がサービスを提供している場合があります(例: IG証券、サクソバンク証券)。これらの日本法人は、日本の銀行システムを使うためIBANには対応していません。
    • IBANを利用したい場合、海外の法人と直接契約することになりますが、その場合、日本の金融庁の保護対象外となるため、リスクを十分に理解する必要があります。
  2. 口座の基本通貨を確認する
    • IBANでの入出金が最もスムーズなのは、FX口座の基本通貨が**ユーロ(EUR)**の場合です。
    • USDやJPY建ての口座へIBAN経由でEURを送金すると、FX業者側で両替が発生し、為替手数料がかかる可能性があります。
  3. SEPA送金に対応しているか
    • IBANを利用する最大のメリットは、**SEPA(単一ユーロ決済圏)**内の銀行からの送金が迅速かつ低コスト(あるいは無料)で行える点です。もしお持ちの銀行口座がSEPA圏内にある場合、SEPA送金に対応しているFX業者を選ぶと非常に便利です。
  4. 公式サイトで最新情報を確認する
    • 入出金方法は変更される可能性があるため、必ず口座開設前に公式サイトの「入出金」や「FAQ」のページを確認するか、カスタマーサポートに直接問い合わせることをお勧めします。
    • 「Bank Wire Transfer」や「Bank Transfer」の項目で、提供される銀行口座情報にIBANが含まれているかを確認してください。

まとめ

  • IBANに対応しているのは、主にヨーロッパ系の海外FX業者です。
  • 日本の国内FX業者はIBANに対応していません。
  • IG Group, Saxo Bank, Swissquote, XTB などが代表的な選択肢です。
  • 実際に利用する際は、契約する法人の拠点、口座の基本通貨、手数料などを必ずご自身で確認してください。

もしヨーロッパの銀行口座をお持ちで、そこからFX口座へ資金を移動させたいのであれば、上記のような海外FX業者が候補となるでしょう。

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この記事を書いた人

海外FXの情報を備忘録としてまとめています。
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