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海外FX 経済指標トレード(イベントドリブン戦略)のやり方・始め方

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この記事ではFXの経済指標トレードについて、その仕組みから具体的な手法、注意点まで詳しく解説します。


目次

FX 経済指標トレードの基礎知識

FX 経済指標トレードとは?

経済指標トレードとは、各国政府や中央銀行が発表する経済関連の統計データ(経済指標)の結果を利用して利益を狙う取引手法です。

経済指標は、その国の経済状態を示す「健康診断書」のようなものです。
例えば、米国の雇用統計が良ければ「米国経済は好調だ」と判断され、米ドルが買われやすくなります。逆に悪ければ、米ドルは売られやすくなります。

このトレード手法の核心は、**「市場の事前予想」と「発表された実際の結果」の差(サプライズ)**にあります。

  • 予想より良い結果(ポジティブ・サプライズ) → その国の通貨は買われやすい
  • 予想より悪い結果(ネガティブ・サプライズ) → その国の通貨は売られやすい
  • 予想通りの結果 → 値動きは限定的か、材料出尽くしで逆方向に動くことも

この価格の急変動を利用して、短時間で利益を上げるのが経済指標トレードの目的です。


経済指標トレードのメリットとデメリット

メリット

  1. 大きな利益を狙える可能性がある
    • 重要な指標発表時は、価格が数分で数十pips〜100pips以上も動くことがあり、短時間で大きなリターンが期待できます。
  2. トレードのタイミングが明確
    • 「〇月〇日の21時30分に発表」というように、値動きが起こる時間が事前に分かっているため、計画的にトレードに臨めます。
  3. トレンド発生のきっかけになる
    • 重要な指標の結果が、新たな長期トレンドの始まりになることがあります。その初動を捉えることができれば、大きな利益につながります。
  4. ファンダメンタルズ分析の知識が身につく
    • 各指標が経済にどう影響するかを学ぶことで、相場の大きな流れを理解する力が養われます。

デメリット

  1. 非常に高いリスク
    • 価格がどちらに動くか100%予測することは不可能です。予想が外れた場合、一瞬で大きな損失を被る可能性があります。
  2. スプレッドの拡大とスリッページ
    • 発表直前・直後は市場が不安定になり、スプレッド(売値と買値の差)が通常時の数倍〜数十倍に広がります。また、注文した価格と実際に約定した価格が大きくずれる「スリッページ」も頻繁に発生し、不利な取引になりがちです。
  3. 「だまし」の動きが多い
    • 発表直後に予想通りの方向に動いたかと思えば、すぐに逆方向に急変動するなど、非常に不規則な値動き(ノイズ)が多く、初心者は翻弄されやすいです。
  4. ギャンブルになりやすい
    • 十分な分析をせず、「上がるか下がるか」の丁半博打のようなトレードになりがちです。

注意: 経済指標トレードは、高いリターンが期待できる反面、非常にリスクの高い手法です。特に初心者は、まず少額で試すか、発表時は取引を避ける「トレードしない」という選択も重要です。


注目すべき主要な経済指標

世界中のトレーダーが注目する、特に重要な経済指標をいくつか紹介します。重要度が高いほど、価格への影響も大きくなります。

重要度経済指標名発表国内容
超重要米国雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率)アメリカ米国の景気動向を最も反映する指標。FX市場で最も注目される。
超重要政策金利発表(FOMC、ECB、日銀など)各国中央銀行金利の変更は通貨価値に直結するため、極めて重要。総裁会見も注目される。
重要消費者物価指数(CPI)各国インフレ率を示す指標。中央銀行の金融政策に大きな影響を与える。
重要国内総生産(GDP)各国国の経済成長率を示す指標。経済のファンダメンタルズそのもの。
注目小売売上高各国個人消費の強さを示す指標。GDPの大きな部分を占めるため注目される。
注目景況感指数(ISM製造業景況指数など)各国企業の景況感を示すアンケート調査。景気の先行指標として注目される。

経済指標トレードにおすすめの通貨ペア

基本的には、「指標を発表する国の通貨」と「流動性の高い通貨」を組み合わせたペアがおすすめです。

  • USD/JPY(米ドル/円)
    • 米国の重要指標(雇用統計、CPI、FOMCなど)で最も素直に反応しやすいペアの一つ。流動性が非常に高く、日本のトレーダーにとって馴染み深い。
  • EUR/USD(ユーロ/米ドル)
    • 世界で最も取引量が多い通貨ペア。米国の指標はもちろん、ユーロ圏の指標(ECB政策金利、ドイツの指標など)でも大きく動きます。
  • GBP/JPY(ポンド/円)、GBP/USD(ポンド/米ドル)
    • ボラティリティ(値動きの幅)が非常に高いことで有名。英国の指標(BOE政策金利、CPIなど)で激しく動きます。ハイリスク・ハイリターンを狙う上級者向け。
  • AUD/USD(豪ドル/米ドル)、AUD/JPY(豪ドル/円)
    • オーストラリアの指標(RBA政策金利、雇用統計など)や、主要な貿易相手国である中国の経済指標にも影響を受けやすい特徴があります。

おすすめの経済指標カレンダー

経済指標のスケジュールを把握するために、経済指標カレンダーは必須のツールです。

  • Investing.com
    • 世界中のトレーダーが利用する定番サイト。情報更新が速く、フィルタリング機能や通知機能も充実しています。無料で利用できるカレンダーとしては最高峰です。
  • みんかぶFX
    • 日本の個人投資家向けに作られており、非常に見やすいのが特徴。重要度や前回・予想・結果が一目で分かります。
  • 各FX会社が提供するカレンダー
    • GMOクリック証券、みんなのFX、DMM FXなど、多くの国内FX会社が自社ツール内で質の高いカレンダーを提供しています。口座があれば無料で利用でき、その会社のツールと連携しやすいのがメリットです。

cTraderの経済指標カレンダーについて

高機能な取引プラットフォームであるcTraderには、非常に便利な経済指標カレンダー機能が標準で搭載されています。

cTraderカレンダーの主な特徴とメリット

  1. チャート上に直接表示できる
    • これが最大の特徴です。カレンダーで設定した指標の発表時刻が、チャートの時間軸上に縦線やアイコンで自動的に表示されます。これにより、「どの指標がいつ発表されるか」をチャートを見ながら直感的に把握できます。
  2. プラットフォーム内で完結
    • 外部のウェブサイトを開く必要がなく、cTraderの画面内ですべての情報を確認できます。取引と情報収集がシームレスに行えるため、非常に効率的です。
  3. 高度なフィルタリング機能
    • 「国別」「重要度別」「キーワード別」などで表示する指標を絞り込むことができます。「米国の重要度が高い指標だけ表示する」といった使い方が可能です。
  4. イベント詳細の確認
    • チャート上のアイコンやカレンダーリストをクリックすると、その指標の「前回値」「市場予想」「実際の結果(発表後)」などの詳細情報をポップアップで確認できます。

使い方(基本的な流れ)

  1. cTraderの右側にあるメニューパネルから「カレンダー(カレンダーアイコン)」を選択します。
  2. カレンダーが表示されたら、上部のフィルター機能で、見たい国や重要度を設定します。
  3. チャートを開くと、設定した指標の発表時刻に自動でマーカーが表示されます。

cTraderのこの機能は、うっかり重要な指標発表を見逃すリスクを減らし、計画的なトレードを強力にサポートしてくれる優れたツールです。

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