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コピートレードのメリット・デメリット・おすすめ取引ツール・代表的な稼ぎ方まとめ

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この記事ではコピートレードのメリット・デメリット・おすすめ運用方法を解説していきます。

目次

コピートレードとは?

コピートレードとは、他人のトレードを真似するプラットフォーム・手法のこと。腕利きトレーダー・EAのストラテジーをフォローすることで同じトレードを再現できます。

うまい話のように見えますが、取引手数料が利益の2割から4割と高額だったり、スプレッドが広かったり、取引環境が劣悪だったりして、目に見えないコストが高くなりやすいです。

さらにストラテジープロバイダー口座のほとんどがナンピン・マーチンゲールで運用しているため、普段はコツコツ稼いでいても、トレンド相場では一気に破綻する可能性も高いです。

コピートレードはトレードロジックに熟知していないと資金を失うだけで終わります。トレードが苦手だからといって、FX初心者が安易に手を出すべきではありません。

コピートレードは2種類ある

コピートレートは大きく分けて2種類あります。海外FXブローカー(微妙なB-bookブローカー)が提供しているものと、自前でコピートレードツールを用意して行うものです。

海外FXブローカー提供コピートレードツール
取引手数料利益の2割から4割なし
スプレッド広め狭め(口座タイプによる)
VPS(仮想専用サーバー)不要必要
EA不要必要
出金リスク高めブローカーによる

海外FXブローカーが提供しているコピートレードは、取引手数料として利益の2割から4割を差し引かれます。トレードの利益率が激減してしまうため、こちらを使う理由はないです。

自前でコピートレードツールを使う方については、VPS(仮想専用サーバー)を契約したり、ソフトウェア版MT4/MT5にコピートレードツールを設定する必要がありますが、高額な取引手数料を取られることはありません。

リテラシーの低い海外FX初心者のほど、面倒な手続きを嫌って海外FXブローカーのコピートレードプラットフォームを使うことが多いです。

ただブローカー提供のコピートレードは取引コストが非常に高いです。コピートレードで利益を出し続けたいなら、面倒でも自力でコピートレードツールを設定したほうがいいです。

コピートレードのメリット

メリット1:VPSなしでトレードを自動化できる

コピートレードの1つ目のメリットは、VPS(仮想専用サーバー)なしでトレードを自動化できること。EA自動売買と違ってVPSを契約して、月額3,000円前後の料金を支払う必要がありません。

VPSとは、オンラインでレンタルできるパソコン環境(WindowsOS)のこと。EA自動売買をするなら必須ですが、コピートレードならブローカーやプラットフォームのサーバーで取引するため必要ありません。

なおVPSが不要なのは、海外FXブローカーの提供しているコピートレードプラットフォームやcTraderコピーの場合です。MQL5シグナルやコピートレードツールの場合、VPSは必要となります。

VPSは実質的にWindows環境で、WindowsOSの基本的な動作ができることが前提となります。その点コピートレードならウェブサイトにアクセスして設定するだけなので、パソコンが苦手な方でも設定しやすいです。

メリット2:優秀なトレーダーのトレードを真似できる(ほとんどはナンピン・マーチン)

コピートレードの2つ目のメリットは、期待値の高いトレード手法を学べること。フォワード運用で安定したストラテジーのトレードを真似することで、FXトレードの腕が上達します。

ただフォワード成績の安定しているストラテジープロバイダーのほとんどはナンピン・マーチンゲールで、現在残っているのは破綻していないものだけです。(破綻したストラテジーはすぐに削除されるため)

フォワード成績だけでナンピン・マーチンゲールの破綻リスクを検証するのは難しいです。それならナンピン・マーチンゲールEAを入手して、過去1-5年でバックテストをした方がリスクを検証しやすいです。

EAの価格相場は3万円以上と高額ですが、MQL5の無料EAを使ったり、クラックEAをダウンロードすれば、お金を使わずに自動売買できます。

コピートレードでは破綻したストラテジーがすぐに削除されてしまうため、トレードロジックのリスクを検証するのが難しいです。FX初心者はEAのバックテストを活用しましょう。

メリット3:ロット分散することでVDPを回避できる

コピートレードの3つ目のメリットは、ロット分散させることでVDPを回避できること。

VDPとは、稼ぎすぎるトレーダーにマイナススリッページや約定遅延などを引き起こすツールのこと。特にB-bookブローカーでは、運用ロットが大きいと適用されやすくなります。

そのため1口座で10ロット取引するよりも10口座で1.0ロット取引をした方がVDPも適用されにくくなります。

裁量トレードだと複数の口座で同時に取引をするのは難しいですが、コピートレードツールを使えば1口座でも複数口座で同時取引できるようになります。

あるいはEA自動売買でもGogoJungleやLET’S REAL、IB口座縛りEAは1リアル口座でしか運用できませんが、コピートレードツールがあれば他の口座でも分散運用できるようになります。

10ロット・100ロットでガンガン利益を出すようなトレーダーがいたら、B-bookブローカーは即座にVDPを適用させ嫌がらせをしてきます。FX上級者はVDPを適用されないよう取引口座やロットを分散させるのです。

メリット4:デモ口座縛りのEAをリアル口座で運用できる

IB口座縛りEAはフォワードテスト用にデモ口座でのみ運用できる体験版を提供しています。リアル口座で運用するには、IB口座のアフィリエイトを開設しないといけません。

ただコピートレードツールでデモ口座をマスター口座として、リアル口座をフォロワー口座に設定することで、実質的にリアル口座でもそのEAを運用できるようになります。

デモ口座によるコピートレード利用を防ぐため、デモ口座版EAには利用期限が設定されていることがある。

IB口座縛りEAは、アフィリエイト報酬を稼ぐためにXM・ExnessなどメジャーなB-bookブローカーには対応していますが、TradeviewやIC Marketsなど取引コストの低いブローカーだと対応していないことがあります。

コピートレードツールを活用することで、そのデモ口座限定EAでもリアル口座運用ができるようになるため、使えるブローカーの選択肢が大幅に広がります。

メリット5:ストラテジー口座(マスター口座)の約定力が優れている(FX上級者向け)

コピートレードの隠れたメリットとして、ストラテジー口座(マスター口座)の約定力が優れていることが挙げられます。

コピートレードを提供しているプラットフォームやFXブローカーは、集客のために収益性の高いストラテジー口座を用意する必要があります。そのためストラテジー口座はマイナススリッページが出にくかったり、スプレッドが狭かったり、約定速度が早かったりする傾向があります。

逆にフォロワー口座はFX初心者(カモ)から利益を得ることを目的としており、スプレッドは広く、取引手数料も高めで(利益の20%-40%)、マイナススリッページも発生しやすかったりします。

FX上級者はコピートレードでフォロワー口座は使わず、約定環境に優れたストラテジー口座だけを使うことがあります。

ただ2024年現在はブローカー側も対策しており、ストラテジー口座で安定した利益を出し続けているとVDPを適用して取引環境を悪化させてきます。

Gemforexミラートレードで荒稼ぎできた理由

かつてGemforexという海外FXブローカーでは、ミラートレードというコピートレードサービスが利用できました。(Gemforexはすでに破綻している)

中でもストラテジープロバイダーのblizzardシリーズは早朝バットティック逆張りEAで、非常に利益率が高く、数百万円から数千万円の利益を出すことも可能でした。

大きな利益を出せたのはミラートレード口座で、普通のMT4リアル口座だとマイナススリッページが激しくて利益を出せませんでした。おそらくミラートレード口座はデモ口座と同じ仕様でマイナススリッページがほとんど発生しなかったからだと考えられます。

早朝バッドティック逆張りは、非常に利益率の高いトレード手法の1つです。FX上級者はマイナススリッページの発生しない優れた取引環境を追求しますし、VDPを適用されないよう取引口座・ロットを分散させたりもします。

海外FXで安定して大きな利益を出し続けたいなら、トレードロジックだけでなく取引環境にもこだわるようにしましょう。

コピートレードのデメリット(主に海外FXブローカーの提供プラットフォーム)

マイナー海外FXブローカーは集客のためにコピートレードプラットフォームを提供していますが、これらはデメリットが多く、破綻リスクも高いためおすすめしません。

コピートレードは専用のツールを使いましょう。そうすれば高額な取引手数料は取れませんし、取引環境の優れたA-bookブローカーでもコピートレードができます。

デメリット1:取引手数料が高い(利益の20-40%)

コピートレードの最大のデメリットは取引手数料が非常に高いこと。得られた利益の20%-40%が取引手数料として徴収されストラテジープロバイダー口座に支払われます。

例えばコピートレードの取引手数料が30%とすると、10万円稼いだとしても3万円が手数料として差し引かれ、7万円しか得られなくなると言うことです。

EA自動売買なら利益割合の取引手数料は取られないため、10万円稼いだらそのまま10万円の利益が得られます。トレードロジックが同じならコピートレードの利益率はEA自動売買の7割前後になってしまうわけです。

プラットフォームが提供するタイプのコピートレードは、取引手数料が非常に高いのでメインで使うのはおすすめしません。

デメリット2:出金リスクが高い(ブローカーの集客力が低い)

コピートレードプラットフォームを提供している海外FXブローカーは出金リスクが高い傾向があります。(cTraderコピーは除く)

知名度の高い老舗の海外FXブローカーはブランドを確立しており、取引コストも充分に低いことから、コピートレード集客に力を入れる必要はありません。

逆に無名の海外FXブローカーだと利用者はほぼゼロなので、コピートレードなどで収益性を喧伝して強引に集客する必要があります。(海外FXの勧誘・有料の投資助言行為は日本で違法)

ただマイナーブローカーは信用度が低いため入金額は10万円以下が多数ですし、アービトラージ対策も甘いためFX上級者から数百万円の資金を抜かれて、資金枯渇になるリスクもあります。

今は海外FX市場もバブルが弾けて過当競争気味になっており、高いお金を出してコピートレードプラットフォームを提供しても採算が取れるか微妙なところです。

ブローカーを出しぬけるFX上級者でない限り、専用コピートレードプラットフォームを提供している海外FXブローカーは使わないほうがいいです。

デメリット3:取引コストが高い(プラットフォームのコストが上乗せされている)

コピートレードを提供している海外FXブローカーは、取引コストも高めです。

具体的な目安として、取引コストの低めの海外FXブローカーだとUSDJPYの取引コストは1.0pips前後なのに対し、コピートレード口座は1.5pipsから2.0pipsとかなり高めです。(cTraderコピーなどは除く)

コピートレードプラットフォームの構築には多額の資金が必要で、そのコストをスプレッドなどの取引コストに転嫁しているためだと考えられます。

FXの利益率を高めたいなら、スプレッドや取引コストは0.1pipsでも節約するべきです。取引コストの高い海外FX口座はなるべく使わないようにしましょう。

デメリット4:ほとんどは破綻リスクの高いナンピン・マーチン

コピートレードストラテジーのほとんどは、破綻リスクの高いナンピン・マーチンゲールです。

ナンピンとは、保有ポジションから価格が逆行するごとに同ロット逆張りポジションを積み増ししていく手法のこと。マーチンゲールは、運用ロットを増やしながら逆張りポジションを増やしていきます。

ナンピン・マーチンゲールはレンジ相場なら安定して利益を出せますが、長期トレンドに逆行すると破綻リスクが高くなります。

例えば資金10,000ドル/0.1ロットでナンピン・マーチンゲールEAを運用した場合、月利5%-15%を安定して稼げますが、長期トレンドに逆行すると50%-99%のドローダウンを出してしまいます。

ナンピン・マーチンゲールはこまめに損切り・決済をするようなトレードロジックだと安定して利益を出せるのですが、裁量ストラテジーだと損切りできずにロスカットされるケースがよくあります。

コピートレードでナンピン・マーチンストラテジーを見つけても、安易にフォローしない方がいいです。

デメリット5:リスクを検証しにくい(破綻したらすぐ削除されるため)

コピートレードのストラテジー口座はトレードロジックを検証しにくいです。ほとんどがナンピン・マーチンですし破綻したらすぐに削除されるからです。(新しいストラテジーなら過去の取引履歴がバレない)

これがEA自動売買なら過去数年間の取引を再現し、破綻リスクを想定できますが、コピートレードはバックテストできないため、将来のリスクを予想できません。

ストラテジープロバイダー口座は破綻したらすぐに削除して新しいものを作り直せますし、そうなると過去にストラテジーが破綻したかどうか、過去の最大ドローダウンなどを把握できません。

コピートレードストラテジーをフォローするにしても、1年以上運用されている老舗のものを選びましょう。作成から6ヶ月以内のものは、データが不十分でリスクも検証できないので手を出すべきではありません。

デメリット6:法的リスクが高い(ストラテジープロバイダー側)

ストラテジープロバイダー口座を開設し、日本在住者にコピートレードを勧誘するのは法的リスクが高い行為です。日本国内では無登録の投資助言行為は違法行為とされているからです。

海外FXブローカーは日本在住者への宣伝活動が禁止されているため、日本在住者にストラテジープロバイダーになってもらい、取引手数料をエサに宣伝してもらうケースもあります。

ただこれは日本在住のストラテジープロバイダーが海外FXブローカーから法的リスクを押し付けられているだけに過ぎません。

なおストラテジープロバイダー口座を運用して日本在住者を勧誘するのは違法行為ですが、ストラテジープロバイダー口座で取引したり、フォロワー口座でストラテジーをフォローするのはグレーゾーンとなります。

ただ最近は投資詐欺などの取り締まりも厳しくなっているので、金融関連の法律に精通していない限りコピートレードのフォロワー勧誘はしない方がいいです。

コピートレードのおすすめ取引ツール・プラットフォーム

コピートレードで効率よく稼ぎたいなら、専用のコピートレードツールを使いましょう。海外FXブローカーの提供プラットフォームと違って、高額な取引手数料を取られません。

ツール1:Personal Trade Copier for MT4/5(一般EA向け)

無料コピートレードツールならFX Blueの「Personal Trade Copier for MT4/5」がおすすめ。FX Blueはトレーダーや機関投資家向けにトレードツールを提供している会社です。

こちらのコピートレードツールはEAタイプなので、ストラテジープロバイダー側・フォロワー側の口座でソフトウェア版MT4/MT5を起動させ、EAを設定する必要があります。

例えばストラテジープロバイダー口座が1つ、フォロワー口座が9つあるなら、合計10個のソフトウェア版MT4/MT5を稼働させておく必要があるわけですね。

稼働させるMT4/MT5の数が増えるとメモリ負担も大きくなるため、VPSのメモリ(RAM)は4GB以上にしておきましょう。

なおチャートの1つにコピートレードEAを設定し、他のチャートに普通のEAを設定すれば、マスター口座のEA取引をフォロワー口座に配信することも可能です。

こうすることでデモ口座限定版EAや0.01ロット限定版EAなどを実質的にリアル口座で運用することもできます。

ツール2:HFT Forex Trade Copier(スキャEA/超高速売買向け)

FX上級者なら「HFT Forex Trade Copier」も候補に入ります。

こちらはMT4/MT5だけでなくcTraderやFIX APIにも対応しています。特に超高速売買をするならMT4/MT5の約定速度では間に合わないため、FIX APIを使うのが一般的です。

FIX APIとは簡単に言うと、金融取引における共通プロトコルのこと。

利点として、取引時間を短縮できる、1つのインターフェースで複数の口座に同時に接続できる、自由度の高いアルゴリズムが組めるようになる、ブローカーに対してトレード手法を秘匿できるなどが挙げられます。

レイテンシーアービトラージ・超高速売買は利幅が1.0pipsなので、ブローカーからの口座凍結リスクが高い。取引手法を秘匿するモチベーションも高くなる。

ただFXブローカーは基本的にFIX APIの利用を歓迎しておらず、対応ブローカーは限られており、利用するにしても多額の資金を入金する必要があったりします。

またFIX APIでトレードをしている人は少なく、わからないことがあってもネットで有用な情報を見つけるのは難しいです。FIX APIでコピートレードをするのは、FX上級者向けと言ってもいいでしょう。

コピートレード(マスター口座運用)におすすめのEA

コピートレードでマスター口座運用をするなら、分解モンテカルロEAの「Resilience」がおすすめ。Exness・IC MarketsのIB口座を開設することで無料入手できます。

トレードロジックの概要はこちら。

  • マーチンゲール・逆ピラミッディングを使い分ける
  • 保有ポジションは1つだけ
  • ストップロスは200ポイント、テイクプロフィットは300ポイント
  • デフォルト稼働時間は15時00分から20時59分(日本時間22時から翌朝3時59分)
  • 初期ロットは資金10,000ドルあたり0.1ロットが望ましい

一般的なナンピン・マーチンと異なり保有ポジションが常に1つだけなので、証拠金維持率が圧迫されにくく、ロスカットされにくいです。ポジションを翌日に持ち越さないため、スワップ損失も発生しません。

追記:分解モンテカルロEAはどんなパラメーターでもリスクリワードがよくないので、現在では非推奨。(情報ソース

分解モンテカルロとは、ギャンブルにおける合理的なロットのかけ方のこと。トレードロジックはナンピン・マーチンと似ていますが、破綻リスクはそれらより低いとされています。

それ以外のブローカーの場合でもデモ口座版をダウンロードし、フォロワー口座をリアル口座にすることで実質的にリアル口座運用ができます。

デフォルトの取引時間は「サーバー時間15時から20時59分」となっていますが、これを「15時から17時59分」に変更することでリスクリワードが大幅に向上します。(リカバリーファクターが1.0→3.0に)

この時間帯は日本時間22時から深夜1時に相当し、ニューヨーク時間と経済指標が重なるタイミングです。ボラティリティが激しくなり、逆張り系トレードロックで利益を出しやすくなります。

2番目の候補としては「Move-Catcher」がおすすめ。こちらも分解モンテカルロEAで、開発者のChisikiさんにツイッターからDMを送ることで無料入手できます。(現在は配布停止?)

執筆段階では海外FXのアフィリエイト口座を開設する必要ないと書かれているため、どのブローカーでもリアル口座運用できる可能性が高いです。

海外FX調査兵団さんの話によると「Resilience」よりも「Move-Catcher」の方が利益率に優れているとのこと。少しでも利益率を高めたいなら、こちらの入手を優先させましょう。

マーチンゲールEA全般が苦手なら、クラックサイトの無料EAを運用してもいいでしょう。MQL5の高額EAを無料でダウンロードできます。

クラックEAに口座縛りはありませんが、VDP・マイナススリッページ対策に複数口座で0.1ロット運用するのは有効な戦略です。

コピートレードの代表的な稼ぎ方

稼ぎ方1:コピートレードツールで複数の口座を同時運用する

コピートレードの稼ぎ方でメジャーなのは、収益性の高いEAをマスター口座で運用して、他の口座でフォロワー運用すること。

例えばGogoJungleLET’S REAL、IB口座縛りEAなどはリアル口座1つでしか運用できません。そういったEAをマスター口座で運用し、別口座でフォロワー運用するわけです。

こうすることで口座縛りEAでも複数の口座で使えるようになりますし、ロットを分散させることでVDP適用リスクも軽減できます。

あるいはIB口座縛りEAのデモ版をマスター口座で運用し、他のリアル口座でフォロワー運用してもいいでしょう。

稼ぎ方2:ストラテジープロバイダー口座(マスター口座)で超高速売買をする(現在は対策済み)

コピートレードの2つ目の稼ぎ方は、ストラテジープロバイダー口座で超高速売買すること。具体的にはレイテンシーアービトラージ・バッドティック逆張りなどですね。

コピートレードプラットフォームでは利益率の高いストラテジープロバイダーは人気があり、フォロワー口座の数が多ければ多額の取引手数料を稼ぐことができます。

そのためコピートレードプラットフォームを提供している海外FXブローカーは、集客のためストラテジープロバイダー口座だけ優秀な取引環境を提供していることがあります。(逆にフォロワー口座の取引環境は劣悪)

ストラテジープロバイダー口座を開設し、マイナススリッページの少ない口座で超高速売買をすることでB-book海外FXブローカーでも大きな利益を出すことができます。

ただ最近はブローカー側にもこの手法が知られてきており、ストラテジープロバイダー口座で安定した利益を出しているとVDPを適用されやすくなります。

超高速売買のトレードロジックはブローカーから利益を得ている側面があるため、手法が知れ渡ったり利用者が増えたりするとブローカーから対策されやすくなります。現在はあまり有効ではない稼ぎ方です。

稼ぎ方3:FX初心者(カモ)を集めて、ナンピン・マーチンEAで取引手数料を稼ぐ(非推奨)

コピートレードの3つ目の稼ぎ方は、ストラテジー口座でナンピン・マーチンEAを運用し、SNSでフォロワーを集めて取引手数料を稼ぐ手法。

ストラテジープロバイダー口座は1,000ドル前後の小額、あるいはデモ口座で運用していることが多く、ナンピン・マーチンEAが破綻しても金銭的ダメージは小さいです。

ただコピートレードは日本の法律で有料の投資助言行為に該当するために違法とされていますし、日本在住者を勧誘することも違法です。

海外FXブローカーはオフショア法人なので日本の法律で罰せられるリスクは低いです。一方日本在住者がコピートレード勧誘してストラテジー口座を破綻させると、フォロワー口座利用者から恨みを買って通報されるリスクも高くなります。

コンプライアンス意識の低い海外FXブローカーだと日本在住者にコピートレードの勧誘/集客をさせて、ストラテジープロバイダーに法的リスクを押し付けることがあります。

海外FX界隈は治安が悪いので、マイナー業者のコピートレードには関わらない方がいいです。

コピートレードにおすすめの海外FX口座

マスター(配信元)口座:AXIORY ナノ口座(デモ口座でもOK)

コピートレードのマスター口座は、AXIORY ナノ口座がおすすめ。会員ページ(MyAxiory)でリアル・デモ口座の開設がしやすく、デモ口座の残高調整もしやすいです。

コピートレードではマスター口座がデモ口座でも、フォロワー口座がリアル口座なら利益を出すことができるため、AXIORYでデモ口座だけ開設しておいてもOKです。

AXIORYはXMと違ってリアル口座を開設しなくともデモ口座を作れます。そして保有口座がデモ口座だけなら、長期間放置しても口座凍結・アカウント休眠などのペナルティも課せられません。

最近はデモ口座だけを運用してリアル口座を開設していない状態だと、口座凍結の対象になることがある。

AXIORYはデモ口座の使い勝手が優れており、デモ口座の入出金も会員ページ内部で完結するため、デモ口座を使ったコピートレードと相性が良いです。

フォロワー(配信先)口座1:XM KIWAMI口座

フォロワー口座の第一候補としては、XM KIWAMI口座がおすすめ。レバレッジが1000倍と非常に高く、運用ロットを増やしすぎてもロスカットされにくいです。

スプレッドもXMの口座タイプの中では一番狭いため、トレードロジックの選択肢は広いです。

またKIWAMI口座はスワップフリーを提供しており、ポジションを翌日に持ち越してもスワップポイントが発生しません。ポジション保有期間の長いナンピン・マーチン・グリッドEA、あるいはスワップアービトラージと相性がいいです。

フォロワー(配信先)口座2:Tradeview ILC口座

フォロワー口座の第二候補としてはTradeview ILC口座がおすすめ。スプレッド・取引手数料が非常に優秀で、どんなトレードロジックでも利益を出しやすくなります。

ただしILC口座は最大レバレッジが200倍と低めで、必要証拠金が高額になりやすく、証拠金維持率も圧迫されやすいです。

また最小ロットも0.1ロットなので、マーチンゲールEAの少額運用もしにくいです。基本的には資金20,000ドル/0.1ロットでの運用となります。

コピートレードの始め方

手順1:VPS(仮想専用サーバー)を契約する

コピートレードツールでコピートレードをするには、VPS(仮想専用サーバー)が必要です。まだの方は契約しておきましょう。

おすすめ月額有料VPSはこちら。

VPSサービス名称月額料金推奨プラン
WebARENA Indigo3,410円(税込)4GB
さくらのVPS4,730円(税込)4GB
CONTABO17.48ドル(2,400円相当)8GB

信頼性・扱いやすさを重視するならWebARENA Indigo、無料お試しから入りたいならさくらのVPS、コストパフォーマンスを重視するならCONTABOがおすすめです。

手順2:AXIORY ナノ口座(デモ口座)・XM KIWAMI口座(リアル口座)を開設しておく

次はコピートレード用の口座を開設しておきます。マスター口座用とフォロワー口座用で2つ以上作っておきましょう。

マスター口座にはAXIORY ナノ口座がおすすめ。スプレッド・取引手数料がそれなりに優秀で、どんなトレードロジックでも安定して利益を出しやすいです。

口座はデモ口座を開設しましょう。AXIORYでは保有口座がデモ口座だけの場合、長期間放置しても口座放置ペナルティが課せられません。(リアル口座を1つでも持っていると口座放置ペナルティが発生する)

フォロワー口座はXM KIWAMI口座がおすすめ。レバレッジが1000倍と非常に高く、運用ロットが大きくなってしまってもロスカットされにくいです。

手順3:VPSにAXIORYのMT4・XMのMT4をダウンロードする

VPSにログインできたら、AXIORY・XMでそれぞれMT4をダウンロード・インストールしておきましょう。(運用EAがMT5用ならMT5をダウンロードする)

MT4のダウンロード・インストールに成功したら、口座番号・ログインパスワードを入力してMT4口座ログインしておきます。

手順4:MT4にコピートレードツールをインストールする

次はソフトウェア版MT4に無料コピートレードツール「Personal Trade Copier for MT4/5」をダウンロード・インストールします。

既にMT4をダウンロードしているなら、コピートレードツールをダウンロードしたときに自動でMT4にインストールしてくれます。

こちらのコピートレードツールはEAタイプですが、別チャートにEAを設定してもフォロワー口座に取引を配信してくれます。(マジックナンバーの設定も不要)

コピートレードツールの設定ができたら、試しに配信元口座で0.01ロット取引してみましょう。配信先口座が連動して取引しない場合は、配信先MT4の「ターミナル→エキスパート」で原因を究明しましょう。

Screenshot

手順5:デモ口座版EA「Resilience」をダウンロード・設定する

次は運用したいEAをマスター口座に設定します。

おすすめは海外FX調査兵団さんの分解モンテカルロEA「Resilience」ですね。無料EAの中では収益性・リスクリワードがトップクラスです。IB口座縛り版はIC MarketsやExnessでリアル口座開設することで獲得できます。

2025年4月現在、Resilienceの詳細ページは削除されています。

他のブローカーで運用する場合は、こちらのデモ口座限定版を運用します。リアル口座にシグナル配信することでリアルフォワード運用できるようになります。

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